
テントの中に戻っていると、また音がします。再びのぞいてみると、いました。

以前、ここで食材の防衛戦をやったことがありますが、そのときよりは遠慮気味です。以前の相手は食材を奪うためにフェイントを使ってきていました。
テントをたたんで出発します。根室半島へ行くかどうか迷ったのですが、道東の南側一帯が曇かつ霧の状態らしいということがわかったので、根室半島は見送ることにしました。また、この日はサロマ湖畔の宿を取ってあるので、根室まで行ったら遅れるかもしれないと言う懸念もありました。(こんなことがあるから、あまり宿を事前に決めるのは好きではないんですけどね)
寒いなーと思いながら走っていたのですが、中標津あたりまでくると少し暖かくなってきてほっとしていると、道路の気温表示が16度とあります。それまではもっと寒かったのですね。
R272を走り、標津付近で海岸線に出ます。
この近くには野付半島という砂嘴があります。いままで近くは何度か通ったことがあったのですが、半島に行ったことがなかったことを思い出して、行ってみました。
細い半島なので、道の両脇が海&湖です。
定置網の漁をしていました。
ナラワラというところです。ミズナラの森が水に浸かって立ち枯れたものらしいです。
野付半島ネーチャーセンター。ここからトドワラへの遊歩道があります。往復約1時間です。
って、ここに来るまでかなり歩くとは知りませんでした。
楽をしたい人には、馬車があるようです。
遊歩道に入ります。
さらに歩きます。
途中にいろいろ花が咲いています。
トドワラに到着です。こちらはトドマツの立ち枯れだそうです。
今まで寄らなかったのがもったいなかった風景でした。
ここで、GPSロガーの操作をしていないことに気がつきました。前日停止しないままにしてあったので、夜のうちに電池が切れて停止していたようです。ネーチャーセンターを出発するときに、USB充電システムにセットし、起動しました。
野付半島以降のGPSログ
ここから、知床半島へ向かいます。
知床へ向かう、R335。以前通ったときと比べてやたらと良い道になっていました。
北海道の漁村ぽい雰囲気になってきました。
羅臼に到着です。道の駅知床・らうす
天気が良ければ国後島が見えますが、今回は見えません。
道の駅の食堂で、トドの鉄板焼きを食べました。店員のお姉さんがいろいろと説明してくれました。
ジンギスカンと同じような味付けらしいです。以前、羅臼の居酒屋でトド肉の刺身は食べたことがありましたが、そのときは凍ったのをスライスしたのが出てきて、あまり味がわかりませんでした。ジンギスカン同様、臭みのある肉をおいしく食べる工夫がしてあるのか、特に癖のある味ではありませんでした。
ここから知床横断道路でウトロ方面へ向かいます。
羅臼の国設キャンプ場で女子中学生がクマにけりを入れた事件もあり、熊ノ湯キャンプ場も一時閉鎖になったそうですが、この日にはすでに再開していました。
雲の中へ上っていきます。
峠に近づくにつれ、晴れ間が見え始めます。予想はしていましたが、峠の前後で天気が全然違うようです。
峠はまだ雲の中でした。
峠を越えると、こんな風に雲と晴れとの境がはっきりした部分があります。山の南側から雲が上っていき、北側に出たところで消えていっています。このようなことは、ここでは過去にも経験があります。
峠から少し下りると、すっかり晴れです。
知床国立公園羅臼ビジターセンターのところから、知床五湖へむかう道路に入ります。
途中の道の脇の崖で、鹿が草を食んでいました。
岬観光の遊覧船が行きます。
知床五湖に到着です。
1湖、2湖にしかいけないそうです。
1湖
1湖から2湖へ
あやしいきのこ発見
2湖
帰り道です。途中に分岐がありますが、カムイワッカ湯の滝へ向かう道です。以前はそのまま通れましたが、今は一般車通行止めで、ビジターセンターからのバスに乗らないといけません。その上、湯の滝も一番下のところまでしかいけなくなっているそうです。そういうことで、魅力ダウンのためスルー。
今度は、子ギツネがいました。おねだりキツネというわけではないのですが、こちらを恐れません。まだ、バイク=人という理解ができていないようです。「これ、何だろう?」という感じで見ていました。バイクから降りたら人だと気づいたらしく、離れていきました。
カムイワッカのかわりに、岩尾別温泉の露天風呂に行ってきました。
これも途中から分岐します。
この先にも鹿がいました。
岩尾別温泉 ホテル地の涯
この脇を入ったところに無料の露天風呂があります。
表の方に、こんな大きな湯船があり、
奥の方に、こんな小さな湯船があります。表は目立つので、裏の方に入りました。
道の駅 うとろ・シリエトク
このまま、斜里の方へ走ります。
三段の滝
オシンコシンの滝と...
そこのぬしのぬこ
なんと、Wikipediaにも掲載されています→オシンコシンの滝の猫
最近手術をしたそうで、毛刈りの跡が残っています。
ご飯を食べ終わるまでは、周りがいくら注意を引こうとしても無駄でした。
道の駅 斜里
ここで、スタンプラリーをやっているというアフリカツインの人と話しました。途中、定休日のところがあって悔しいと言っていました。
道の駅 はなやか小清水。実際に列車が止まる駅でした。
DMVという、道路も走れる列車を試験運行しているそうです。
網走港に、巨大な客船が停泊していました。ロシアあたりから来たのでしょうか。
能取湖
この写真を撮るときに、事故が起きました。
看板の前に停めてサイドスタンドを出して降りようとしたところ、サイドスタンドが完全に出ておらず、左に倒れてきました。荷物満載のため、支えきれず、TDMは倒れてしまいました。さすがに見ている人もいたので倒れているところを余裕で写真に納めるわけにも行かず、何とか起こそうとじたばたしました。荷物が載っていると起こせないので外し始めたところ、駐車場にキャンピングカーを止めていた人が起こすのを手伝ってくれました。このひとも昔はバイクに乗っていたそうです。損害は、サイドカウル、マフラー、ミラーの擦り傷です。いつかやると思っていたので動揺はすぐに収まりました。
この日の宿、船長の家に到着です。
相部屋だと思っていましたが、個室でした。
すぐに夕食が始まりました。
これで2人分です。あとから出てきた皿もあります。
おなかいっぱいになって寝ました。
ありゃ!
立ちゴケ・・・やっちゃいましたか~(笑)。旅の途中でもアリますが立ち直りの早いみっとさん、感服です!!
船長の家の晩餐・・・凄すぎますな~!!
どもです。確かにこの手のことがあると落ち込みがちですが、ずっとこればかり考えているとほかのことが楽しめないので、いずれやることと思って切り替えることにしました。せっかくのカニですし...