千葉で開催されていた、CEATEC JAPAN 2008に行ってきました。
毎年開催されている、電気電子業界の見本市です。
例年通り幕張メッセですが、従来より使用する建物が少なかったです。
今年は新しく目につく技術はあまりなく、従来の技術を追求して洗練されたものを作った、新しいソフト・サービスを開発したといった展示が多かったです。
家電メーカーはTV関連の展示がメインでした。昨年と違って、Blu-Ray vs HD DVDの決着はついたので、ソフトの充実さをアピールする展示は影を潜めていました。
PANASONIC
今秋から名前が変わったPANASONIC
150V型の巨大プラズマディスプレイ
薄型プラズマディスプレイ
ソニー
こちらも超薄型液晶テレビ
27型有機ELテレビ
超薄型有機ELディスプレイ
こんなに薄い
日産
日産のブースでは、携帯電話にインテリジェントキーの機能を内蔵したものを展示していました。
トヨタの時計と同じで、キーの回路を入れただけですね。来年商品化だそうです。
また、ぶつからずに自動的に避けるロボットをデモしていました。
AMDやマイクロソフトなど、PC関連企業も最近出展するようになっています。
AMDは家電用のデバイスとして参入したいようです。
AMDの、GPGPU(グラフィックチップにオブジェクトの移動などの物理計算をさせてCPUの負荷を軽減する)のデモ
スズキ
単独の出展ではありませんが、スズキが出展していました。
PIXYとSSCという2つのユニットです。大きい方がSSC、小さい方がPIXY。
PIXYが一人乗りの低速移動ユニットで、この中に乗ってジョイステック感覚で操作して街中を移動します。
SSCはPIXYを2台まで搭載できる母船的電気自動車(軽自動車)で、街と街の間を移動するのに使うそうです。SSCの操縦はPIXYに乗ったままでできるそうです。このような仕組みを使うことで、街中に車を持ち込む必要がなくなるそうです。
MITAC
MITACが出展しており、MIO323など、PNDの展示をしていました。写真のようにバイクでの使用も提案していましたが、防水はサインハウスの防水ケースを使う想定になっているなど、バイクでの使い勝手がよいとはいえません。バイク用として将来が期待できる展示はありませんでした。昨年はXROADが出展してバイク用のRM-A4000(わたしが使っているやつ)を参考展示していたのですが、今年はXROADの出展自体なかったです。
インクリメントP
インクリメントPはMAPFANの会社です。ここでは、サービスの提案として、即時性のある地図データ更新サービスを展示していました。通行止め(事故による短時間のものではなくて数日単位のもの)の情報も対応すると言っていましたので、酷道の開通状況など対応してくれたらいいなと思います。(需要が少なすぎて商売が成り立たないでしょうが...)
村田製作所
最後に、電子部品コーナーでは、村田製作所が、一輪車に乗って自分でバランスを取るロボット「ムラタセイコちゃん」を展示していました。二輪車に乗る、「ムラタセイサク君」のいとこだそうです。
二輪車だと、ぴたっと止まっていて、バランスを取っているのがわからず、知らない人にはすごいと思えませんが、一輪車だと前後に少し動きながらバランスを取るので、なんとなくすごいなと思えてきます。
ちなみに、このロボットそのものは売るために開発しているのではなく、このロボットに使われているいろいろな部品がこの会社の先進的な商品ということで、部品のすごさを知ってほしいとのことです。