2008/10/18 酷道のはしご

この週末は絶好のツーリング日和でした。
実家の福井を利用して、ツーリングに出かけてきました。1日目は酷道のはしごです。

福井に絡む酷道といえば、R157と、R417(厳密に言えば、酷区間は未開通区間をつなぐ林道)です。これをつないで走るツーリングです。
本当は金曜日の夜のうちに実家まで移動しておきたかったのですが、金曜日は出張で東京まで行っており、帰ってきたのが23時だったのでできませんでした。そこで、朝早起きして、名神-R161-北陸で一気に福井ICまで行きました。

琵琶湖(の対岸の山)から昇る朝日

毎度の白髭神社

福井ICに着いて、給油してから出発です。まずはR158で大野まで向かいます。
大野市からR157に入ります。(R157自体は石川県からあります)

このへんは、畑の中を走る普通の田舎道です。

大野は里芋で有名です。

真名川ダム。放水が噴水になっています。


この一帯に伝説がある、麻那姫の像

麻那姫湖

麻那姫湖青少年旅行村。昔は出入り自由でしたが、今はゲートができて有料になっていました。

ここからR157の酷道区間です。といっても、手前部分はかなり整備されました。

いつでも通行止めにできるよう、準備ができています。

しばらくは快走ルートです。

突然工事中で砂利道に..

付け替え道路にするところもあります。

こういう区間と快走区間が交互に2回くらい続いたあと、古いままの道路になります。



まもなく、おにぎりに「温見」の文字が現れました。

酷道には珍しい、直線区間。通称「温見ストレート」です。

集落跡に着きました。


いくつかの建物はいまも使われています。近くで農作業をしている人もいましたが、住んでいるわけではないようです。下界から通って来ているみたいです。





だんだん峠道になってきました。

路面は、こんな割れたコンクリートだったり、アスファルトだったりします。

車がいっぱい止まっています。温見峠に着いたようです。

通行止めの予告があります。ここから岐阜県なので、岐阜県からのおしらせですね。

福井側を見ると福井県に入る案内がありましたが、岐阜県に入る案内看板はありませんでした。

ここは、能郷白山の登山口になっているので、駐車場代わりになっているようです。

ここから下りです。峠部分の岐阜県側は、少し広いです。
(ただし、ある程度下りると狭くなります)

こんな看板があります。「洗い越し」です。

その実体は、これです。
川が道路の上を流れています。これだけではただの漏水に見えますが、

こんな感じで、常時水が流れるようになっています。

実は、この洗い越しは、かつてあった洗い越しの中ではかわいい部類のもので、過去には水の流れているところに石がごろごろしていた記憶があります。オフ車でやっと乗り越えた感じです。
ここにくるまでに、こんなところ↓がありましたが、これらが大変な部類の洗い越しだったような気がします。(いまは改良されていますね)

かつてはこの水が道路の上を流れていました。

どんどん行くと、さらに何回か小規模な洗い越しがありました。

通行止め迂回の案内がありました。
まだ行けそうに見えますが、半バリケードをしてあるので、強行はせずにすなおに迂回します。
ここから猫峠林道(通称にゃんこ峠)を走ります。

猫峠林道入り口

勾配が急なところはありますが、路面状況は悪くありません。

にゃんこ峠を越えると、次は折越林道につないで迂回します。が、ここにある案内表示を見ると、

R157の先ほど迂回したところから、少し先まで行けることになっています。(根尾大河原-根尾黒津間)
さすがに猫峠を戻るのはなんなので、市道黒津越波線で通行止めの限界まで行ってみることにしました。

写真を撮るのはあとにということで、一気に通行止め部分まで来ました。
まさに通行止めです。さすがにこの先へは行けません。有名な、「落ちたら死ぬ」の看板は、このむこうだと思われます。

帰りにいろいろ観察してみます。黒津の集落がありますが、人が住んでいる気配はありません。

入り口に、しっかり南京錠がしてありました。
夏だけ住んでいるとかでしょう。

近くに川がありますが、よくみると、あまごかなにかの魚がいっぱいいます。


周りの看板を見ると、このあたりは昨年・今年と禁漁になっているようです。




さきほどの林道の分岐に戻って、折越林道です。

林道を終え、一般の県道に入ります。

この近くに有名な薄墨桜があります。来年の桜の季節に来れるといいですね。
根尾から、R157に戻ります。ここからは、快走ルートです。

このあたりの少し南が、富有柿の有名な産地です。
このへんにも柿畑がいっぱいありました。



無人販売所で柿6個100円で売っていたので、買ってきました。サイドケースもあると、こういうとき便利です。
この季節、寒いときのために冬ジャケットを持ってきているし、実家に帰るので普段着も持ってきているので、トップケースだけでは足りないのです。
柿は実家で評判良かったです。

途中にこんな工場が... トンネルの中にいれるんでしょうか?

道の駅 さんさん谷汲

恋のつり橋

お昼ご飯にします。さきほどあまごを見たので、あまごを食べることにします。以前の記憶を頼りにあまご亭へ向かいます。
ちょっと迷いましたが、着きました。


すぐ横が養魚場になっています。

B定食
あまごの刺身、唐揚げ、塩焼き、田楽がつきます。この写真のほかに、ご飯と味噌汁があります。


テーブルに、ちょっと粋なお客さん

店先にいたわんこですが、バイクで着いたところすごい吠えました。が、食事が終わって店から出てくるとおとなしくなっており、愛想を振りまいていました。

R303に入って北上します。
道の駅 星のふる里ふじはし

道の駅には温泉があります。

バイクを駐めようとしたところ、TDM900が駐まっていました。せっかくなので、隣に停めました。

温泉に入って出てきてもそのままだったので、結局オーナー氏は2台ならんだTDMに気づかなかった模様です。

ここからさらに行くと、R303とR417が分岐して徳山ダムへ向かいます。
途中に藤橋城というのがあります。

なぜか、天体観測ドームまであります。
この藤橋城は、実はプラネタリウム施設として作られたものだそうです。それを過去にあった「杉原砦」という城にちなんで天守閣形状にしたものらしいです。このため、城の形自体も当時のものかどうかあやしいです。

さらに先に進むと、徳山ダムです。
昨年、試験湛水が始まったときに来たときにはなかった、見学のための公園ができていました。
徳山ダムは、つい最近、10月13日に完成した、貯水量日本一のロックフィルダムです。
計画から完成までに時間がかかりすぎて、その存在意義自体が揺らいだにもかかわらず、国家事業の常で、強引に完成に持ち込んだものらしいです。








岩の積み上げ部分に、↓このようなターゲットが埋め込まれていて、定期的に測量してこれが動いていないか確認するそうです。

ちょうど、本日(10/19)フジ系の番組「エチカの鏡」で、「ダムに沈んだ村」と題して、このダムの事業とともに消滅した、徳山村の話をしていました。
わたしも旧R417を走って徳山村を抜けたことがあるので、人ごとではありません。

さらに北へ進みます。

そろそろ、夕暮れが近いようです。冠山越えが控えているので、日が沈んでもらっては困ります。

ダム湖に浸かった木が枯れています。昨年来たときは、浸かったばかりなのでまだ葉がついていました。

↓これは昨年来たときの写真

このあたりは、ダム工事とセットになった付け替え道路なので、やたら立派です。

そして、突然突き当たります。ここから林道です。

ここからしばらくは、ダム管理の林道なので、狭くはありますが、定期的に待避所があるなど、整備されています。

河原でキャンプをしているライダーがいました。

そして、本命の、冠山林道です。

路面に砂利があったり、アスファルトに穴があったり、荒れた路面で、勾配も急なところがあります。
それから、対向車が結構あります。

まもなく、高倉峠への林道との分岐があります。右が冠山へ向かう道です。過去に、間違って左へ行って、今庄へ抜けたことがあります。(未舗装だった当時)

こんなかんじで崖崩れが放置されていたりします。


ガードレールのたぐいがない路肩が多いです。落ちたら大変です。

尾根伝いを進みます。


このとがっているのが冠山でしょうか

冠山峠に着きました。
ここは冠山への登山口になっているので、何台か車が駐まっています。ただ、夕方なので少ないです。

ここから福井県です。



路面に砂利がある上、路肩は低いブロックの先が崖下なので、思い切った走りはできません。傾けてコーナーにはいるのは無謀なので、必然的にそろそろした走りになります。





やっと出口です。


出口から数百メートルで、改良された快走ルートになります。


池田町にある、かずら橋。
同じ名前の徳島県池田町(現三好市)にちなんで作ったらしいです。

池田町の主要部に来ました。ここからは普通の道です。

山を一つ越えて鯖江市でR8と交差します。

酷道の旅はここで終わりです。
この日はこのまま福井市の実家に泊まりました。